ユニットバス
その言葉を聞くと浴室にトイレ、洗面が一つになっているものを、思い描く方が多いのではないでしょうか
もちろん正解なのですが、もう少し先に本当の正解があります
そこでこの記事では、ユニットバスに関して抑えておきたいポイントをシンプルに理解してもらい、ご自宅の建築の際はもちろん、家を借りる際にも役立ててもらうことを目的としております
内容は以下のようになります
ご覧頂くことで、ユニットバスの知識が便利に使えるものへと変わりますので、ぜひ最後までお付き合い下さい
ではスタート
目次
【ユニットバス】実はこれが正解!!

ユニットバスについて解説していきます
まずユニットバスの製造工場で、フロアパンと呼ばれるお風呂の床、壁材、天井部品、浴槽など様々な部品を製造して、そのバラバラの部品をトラックに積んで現場まで運びます
その部品を現場で組み立てて完成するお風呂のことを、ユニットバスといいます
つまりホテルやワンルームのアパートなどで見かける、トイレ、お風呂、洗面の各パーツを現場で組み立てて完成させる物は、3点式ユニットバスということになるのです
お風呂、洗面のセットならば、2点式ユニットバスとなります
しかし部屋を借りる際など、不動産屋で「3点式ユニットバスの部屋はイヤ」とは言いにくいですよね
やはり「お風呂・トイレは別々でお願いします」これが正解でしょう
ちなみに戸建てなどに使用される、お風呂のみ場合は1点式ユニットバスではなく、ユニットバスだけで大丈夫です
ちなみに自分も含め周りの人達は、お風呂と呼んでいる方が多いです
やはり日本人ですから、お風呂という呼び方がしっくりきます
図面などに表記される場合はUB(ユニットバス)、SBR(システムバスルーム)などと省略されて書かれています
【サイズの見方】大きさが分かるとイメージできる

どのメーカーも数字でサイズを表記していますが、当たり前と言えば当たり前ですね
カタログなどを見てみると、商品名と一緒に1616とか1620などと表記されています
その書かれている数字がユニットバスのサイズという事になります
数字はユニットバスの内寸法【浴室寸法】を示していて、見方としては四桁の数字を真ん中で分けて考えます
例えば、1620のユニットバスなら16と20というように分けます
・16=1600mm(1メートル60センチ)の略
・20=2000mm(2メートル)の略
二桁の数字に100を掛けるという覚え方でもいいでしょう
前二つの数字が幅寸法、後ろ二つの数字が奥行き寸法となります
そこで素朴な疑問として、どっちがお風呂の幅なのか?
どちらも幅といえば幅なのですが、浴槽長手方向が四桁の前二つの数字となります

高さは表記されないので注意
天井高は各社違いがありますが、標準的な戸建仕様の場合は2メートル以上あるのが一般的です
確認したい場合は、カタログの後半にある図面などに天井高として記載されています
このようにユニットバス全体の大きさが具体的に分かると、実際に使用する場面、家の間取りを考える際にもイメージが湧きやすくなるでしょう
坪の単位を使用する場合とは

ユニットバスのサイズは、坪の単位で表記する場合もあります
これはユニットバスを設置する為に必要な寸法なのですが、実際のユニットバスの外寸法はそれよりも小さくなります
例えば、戸建てでよく使われる1616というサイズは、1坪のユニットバスになります
一坪は1820mm×1820mmの正方形サイズなので、畳およそ2枚分の二畳です
・1216=0.75坪 畳1.5枚分
・1616=1坪 畳2枚分
・1620=1.25坪 畳2.5枚分
・1625=1.5坪 畳3枚分
また1.25坪の場合1620や1621 、1.5坪の場合1624や1625など、メーカーによって少し数字が違う場合がありますが基本は同じです
まとめ
ユニットバスの基礎知識と大きさ、サイズについて解説紹介させてもらいましたが、いかがだったでしょうか
大きさやサイズというのは、正確な数字を知ることによって、失敗や後悔を避けられる可能性が高くなります
さらに数字を理解するだけで、カタログや図面などを掘り下げて見る事も出来るようになるので、購入時などの参考にして頂けるのではないかと思います
また、ここでは説明しきれない詳細部分に興味のある方は、カタログ、オンラインカタログなどで確認して頂くことをおすすめします
ご覧頂きありがとうございました
この記事を参考にして頂ければ幸いです
それでは素敵なバスライフを