レンジフードの設置高さはどれくらい!?高さの変更方法とアドバイス

システムキッチン

新しいキッチンを選ぶ際には、誰しも様々な悩みや問題が出てきます

その中でもレンジフード選びも重要な選択を迫られたりするものだと思います

多機能モデルにシンプルモデル、デザインにカラー、価格もポイントになるでしょう

しかし多くの方がそれらに気を取られて、大事なことを見落としている可能性があります

その見落としがちなポイントとは、レンジフードの高さになります

高さとは、レンジフードが取り付けられる高さのことになるのですが、高くても低くても問題があります

「標準でいいんじゃないのか」そう思われる方も標準って何の標準かご存知ですか?

この記事では、そんなついつい見落としがちなレンジフードの高さについて、説明と解説を含めながら、解決方法のポイント、アドバイスなどをしていきたいと思います

また、すでに現場で工事が進みレンジフード取り付け済みの方、現在使用している方に向けた解決方法やアドバイスの内容も含まれています

最後までお付き合い頂き、ぜひ問題解決の道を見つけて頂きたいと思います!

ではスタート

目次

標準高さに取り付けるレンジフードは低く感じませんか?

レンジフードの標準的な取り付け高さは、ガス機器、IH機器から80cmほど距離をとっています

これは条例や機器メーカーなどが安全の為に設けている距離で、なおかつ人の頭に干渉しにくく、現場の収まり等を考慮した平均的な高さとなっております

また高さとはレンジフードの一番低い部分のことになります

レンジフードの標準的な設置例

機器の高さはキッチンカウンターの高さとほぼ同じですので、カウンターの高さが85cmの場合、そこから80cm距離をとってレンジフードを取り付けます

85cm(カウンター)+80cm(距離)=165cm(取り付け高さ)

つまりレンジフードの取り付け高さ(下端)は165cmとなります

[カウンターの高さが80cmなら、レンジフードは160cm]

[カウンターの高さが90cmなら、レンジフードは170cm]

高いと思った方、ちょうど良いと思われた方は標準高さの設置でいいと思います

では、レンジフードの高さ変更が必要かどうかのチェックポイントを紹介します

一つでも当てはまる方は、変更を検討してみた方がいいかもしれません

1・数字を見ただけでも低く感じる

2・頭上に圧迫感を感じるのが苦手

3・自分の身長より低い、もしくは近い

4・自分以外にもキッチンに立つ家族がいる

5・将来、子供と一緒にキッチンに立ちたい

いかがでしょうか?もしかしたら全ての項目に当てはまる方もいらっしゃるかもしれませんね

1、2に関しては感覚的なものなのですが、感覚というのは、長い目で見た場合に無視できないものだと思います

3〜5に関しては体型の問題になるのですが、自分以外にキッチンを使用する方がいる場合は注意が必要です

特に5なんですが、成長期の子供の身長は予測出来ませんし、料理に興味を示すかの予測も出来ないので難しいところですが、可能ならば上げて取り付けることをオススメします

レンジフードの高さはどれくらい上げればいいのか

では、どれくらい高さ変更すればいいかというと、5cm〜10cm高さを上げることをオススメします

たった5cmと思われる方もいらっしゃると思いますが、高さの5cmというの結構違います

身長で考えた場合、175cmと180cmの方だと全然印象が違うと思いませんか?

それから住宅の天井高との関係性もあるのでご説明します

平均的な住宅の天井高さ240cm

キッチンのカウンターの高さ85cm

レンジフード本体の高さ70cm(標準的サイズ)

レンジフードの取り付け高さを標準の165cmとした場合

165cm(取り付け高さ)+70cm(レンジフード)=235cm(レンジフード上端)

240(天井高)−235cm(レンジフード上端)=5cm(天井との隙間)

この天井高の場合、5cmしか上げることが出来ないということになります

レンジフードの機種によっては、高さ60cmなどの設定がある商品もあるので、もっと高く上げたいと思う場合は、機種選びも含めて検討する必要があります

また、天井高よって上げられる高さも当然変わってきますが、あまり高く上げすぎてもレンジフードの吸い込みに影響が出る可能性もあります

吸い込みに関して、5cm、10cm上げたぐらいでは体感できるほど変わらない

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レンジフードの高さを変更をする方法

そうは言うけど、高さを変えるって簡単に出来るのか?

そんな疑問に、パターン別で対処方法を紹介したいと思います

これから打ち合わせ、ショールームなどへ行く方

担当者、営業さんなどにレンジフードの高さについて相談しましょう

標準より高く取り付けたい、床から170cmに取り付けしたいなど、希望を明確に伝えることが必要です

そして重要なのは、図面や書面にその旨を残すことです

建築関係では、口約束は簡単に破られる可能性が高いです

打ち合わせも発注も済ませてしまった方

まず担当者に早急に連絡しましょう

レンジフードの取り付け高さの変更希望をしっかり伝えましょう

具体的な変更数字や希望を伝えることで話はスムーズに進みます

ここでのポイントは少しでも早く連絡をすることで、のんびりしていると状況はどんどん悪くなってきます

この場合の注意点として、天井高が低くレンジフードを上げられない場合は、レンジフード本体を別の商品に変えなければならない可能性もあります

ただし他の部品を変える事でレンジフード本体の高さを低くして、高さを上げる事も可能な場合がありますので相談してみましょう

レンジフードの横に吊戸棚が付く場合は注意

レンジフードの隣に吊り戸棚等を設置する場合で、商品発注済み、キッチン取り付け駆体が完成している場合などは問題が発生する可能性があります

・吊り戸棚よりもレンジフードの方が高く取り付く、下端が揃わない収まり

・吊戸棚、レンジフード、部材など再発注になる可能性あり

・キッチン取り付け駆体を作り直す必要の可能性あり

・その他、現場の仕上がりによっては他の部分のやり直しの可能性あり

・追加費用の発生する可能性など

この場合でも、やはり早めの連絡、相談が大事になってきます

クリアしなければいけない問題はありますが、長い目で見て後悔しない選択をしてみてはいかがでしょうか

天井が低くてレンジフードを上げられない場合

リフォームなどで、どうしても天井の高さが低くて、レンジフードを上げられない場合も諦めるのは早いです

天井の中にレンジフードを埋め込む方法

もちろん天井裏に余裕のあるお宅しか出来ませんが、レンジフードの上側が一部分だけ天井の中に入っている、そうイメージしてもらえばいいでしょう

そうする事で高さを稼いで、レンジフードを上げて取り付けることが可能となります

この方法に関しては大工工事が決め手となりますので、この方法を行う場合は担当者、大工さんとよく相談してみることが必要となります

これから先、どれだけその場に立ち料理するかを考え、頭上にあるレンジフードがストレスの原因にならない為にも頑張ってみましょう

すでに取り付け済みのレンジフードを上げたい 

これは新築、改築でよくある話ですが、キッチン取り付け完了後に、レンジフードが低くい、頭が当たる等、気がついて高さ変更を希望するパターンです

これに関して業者としては慣れているので驚きません。それぐらい多くの方がレンジフードの高さに関して、完成するまで気にしていないということです

ただし問題が起きる場合もあります

・レンジフードを上げることで、キッチンパネル等に固定していたビス穴が見えてきてしまう場合は、パネルの張り替えが必要

・キッチンパネル等が上げたい部分まで貼られていない場合、パネルの貼り替えが必要

・場合によっては、レンジフード、部材などの変更が必要になる

・レンジフードの横に吊戸棚がある場合、先程の[3.1項目]と同じ問題が起きる可能性があります

最悪の場合、キッチンを一度取り外してパネル等を張り替えて、もう一度組み立て直す作業をしますが、このような作業も珍しい訳ではないので、遠慮する必要はありません

なお引き渡し前、クリーニング前なら作業がスムーズに進みますので、早めの連絡が肝心です

現在使用しているレンジフードの場合は可能か?

使い始めたものの低くて使いにくい、頭をよくぶつける等、これはよくある話です

実際の現場を見てみないと判断は出来ませんが、ほとんど場合は対応可能なので、メーカーや工務店などに相談してみることから始めましょう

使用期間10年位の物は、費用効果は低いので注意

レンジフードの使用期間が10年位経過してくると、本体の故障が出てくる可能性があるので、壊れてから、もしくは新しい物に交換する際に、取り付け高さを変更した方がいいでしょう

使用し始めてから時間が経っていないのならば、多少の費用は掛かってもレンジフードの高さを上げるメリットはあると思います

ストレスや不満を感じたままの状態を続けることは最良の選択とはいえません

まとめ

レンジフードの高さというのは、キッチンの使い勝手を考えた場合に重要な部分となります

使用してみないと分からない部分もあるのですが、購入前にシミュレーションしておくことで、問題は防げるはずです

それからレンジフードの高さ変更に関しては、キッチン業者だけでは解決出来ない場合もあります

主に大工工事に内装工事、場合によっては電気工事なども関係してきますし、費用面、作業工程などのクリアしなければいけない問題も当然発生します

しかし理想のキッチンを叶える為には、ぜひ諦めずに行動していただけたらと思います

ご覧頂きありがとうございました

この記事を参考にして頂けたら幸いです

それでは素敵なキッチンライフを

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