【家の中の防災対策】キッチンからできることを始める!アイデア紹介

システムキッチン

みなさんご存知だと思いますが、9月1日は防災の日です

忘れた頃にやってくる災害に備え、自分に何ができるのか考えてみました

そこで思い付いたことは、キッチンに関しても防災対策が必要であるということです

キッチンという場所は、決して安全安心が確保されているわけではありません

そこでこの記事では

元キッチン施工業者の立場から

・整理整頓から食を守る防災対策とは

・落下という危険を防ぐアイデア

・キッチンの避難経路を確保する

これらの今日から始められる、キッチンの防災対策アイデアを解説紹介していきたいと思います

自身は防災対策の専門家ではありませんが、多くのキッチン、家を見てきた経験、知識を少しでも役立ててもらいたいと考えます

読んで頂くことで大切な家族を守り、自分の身を守ることへのきっかけになることは間違いありませんので、ぜひ最後までお付き合いください

ではスタート

[2022.3.11 追記 3.11東日本大地震]

目次

[整理整頓]食はやはりキッチンから守っていく

防災対策としてお勧めするのがキッチンの整理整頓です

どうでしょうか、誰でも今から始める事ができる防災対策だと思いませんか?

整理整頓と防災対策、ましてキッチンとの関係性が思い浮かびにくかもしれませんが、実は深い繋がりがあるのです

防災対策というと多くの方が備蓄食料と答えるかもしれませんが、この備蓄食料を整理整頓することも防災対策の一つでしょう

既に備蓄している方は賞味期限の確認、水なども期限確認が必要ですが、この作業を日常生活の中に取り入れることが出来たら便利だと思いませんか

そこでキッチンを有効利用することを提案したいと思います

キッチンを備蓄食料庫として考えてみる

備蓄食料というと普段は目につかない場所、収納の奥にしまっておくというイメージがありますが、日常使うキッチンこそ確認しやすく備蓄しやすい場所でないでしょうか

確かに長期保存が可能な物こそ備蓄に最適でしょうが、特別用意をしなくても、日常使う物を多めに備蓄して、それをローテーションすることで2、3日分の食料を確保する工夫をしてみてはいかがでしょうか

普段から備蓄品を食料として使用し補充していく習慣がつけば、特別な準備をしなくて済みますし、気が向いた時だけ行うようなことをしなくて済むでしょう

見やすい、使いやすい備蓄スペースの確保に整理整頓が必要

何があるのか分からない、しまった場所が分からないのでは備蓄の意味がありません

ご自身の一番使いやすいスタイルを見つけることが、継続していけるコツとなります

このような機会に危機感を持つのはとても良いことなので、明日災害が起きたとしても家族を守る事ができるように、キッチンの整理整頓を検討してみましょう

飽食の時代だからこそ

ピンチの時、子供達の笑顔はパワーになる

とりあえず備蓄食料さえあれば大丈夫!その考えは間違っていると思います

これだけ豊かな時代に生きているので、口に合わない物よりは、合うものが良いに決まっています

好きな物、口に合う物を備蓄しておくことは、特に子供に対しての準備になります

大人が我慢するのは仕方ないにしても、子供に我慢を強いるのはベストな選択ではありません

それに災害時など子供の顔が曇っても、好きな食べ物で笑顔が戻る可能性があります

だからこそ日常の食事に近い食料が、必要になってくるのではないでしょうか

それにはキッチンを備蓄庫と考え、活用していく方法がもっとも手軽だと思います

その為にもキッチンからの防災対策、整理整頓を始めてみましょう

危険な落下を防ぐ身を守るアイデアとは

キッチンの吊戸棚、高い部分の整理整頓も防災対策になります

地震が起きた際に収納していた物が落下した場合は危険ですし、特に重い物は大きな怪我の原因にもなります

この機会に落ちてきてもケガをしないような物を入れる場所に、使用方法を変更してみてはいかがでしょうか

日常に潜んでいる危険を無くす事も防災対策

また耐震ラッチが付いているから大丈夫と思われている方も、やはり重い物や危険な物を高い場所に収納するのはやめた方がいいでしょう

日常生活で物を取る際などに、手や足が滑るという事が起きないわけではありません

重い物、危険な物を下側に収納することで、防災対策にも繋がるのではないでしょうか

吊戸棚の耐震ラッチは後付けできる

吊戸棚の耐震ラッチですが、付いていないお宅も多いと思います

しかし後から取り付ける事も可能なので、この機会にいかがでしょうか

出費は少なく、効果の高い防災対策

ネットなどでは、一個数百円から販売されている物もあるので、大きな出費にはならないでしょう

取り付けはビスなどで固定する必要がありますが、地震が起きた際には非常に効果が高い防災対策となります

また耐震ラッチの取り付けが難しい場合でも、扉が簡単に開かないような工夫をする事も有効です

例えば、つっかい棒みたいな物を使用することや、子供のいたずら防止の金具などでも効果はあると思います

工夫することも立派な防災対策の一つではないでしょうか

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[重要]家の中の防災対策からは逃げない

災害時の避難経路を確保するために、キッチンスペースと周辺の整理整頓をしましょう

普段からキッチンスペースに物を重ねて置いている場合などは、地震で重ねていた物が崩れるだけでも逃げ遅れる可能性があります

また転倒しやすい冷蔵庫や家具なども、転倒防止の処置をしていなければ意味がないので、しっかりと行いましょう

それから普段使用しないからといって、勝手口の前に荷物などを置かれているお宅もあると思いますが、逃げる経路は一つでも多い方がいいので、勝手口の外も含め整理整頓してみてはいかがでしょうか

逃げる経路、それは救出ための経路でもある

この機会に開けられない扉やサッシなどを無くして、外部の避難経路も確保しましょう

災害が起きた際に冷静でいられる方は多くありませんから、災害が起きる前に道を作るのです

逃げ道を作る事から逃げない、それも防災対策ではないでしょうか

まとめ

キッチン施工業者の目線で、キッチンに関する防災対策を書かせていただきました

防災対策というと少し身構えてしまうかもしれませんが、整理整頓と考えればハードルは一気に下がるのではないでしょうか

特別なことをするのではなく、日常生活の中に防災対策を取り入れていくことが肝心だと思います

なぜなら災害は忘れた頃にやってきて多くのものを奪っていくからです

動き出さなければ始まらないので、まずは自分と大切な人を守るきっかけ作りを始めてみましょう

ご覧頂きありがとうございました

この記事を参考にして頂けたら幸いです

追記 3.11東日本大地震

この防災対策の記事を書いた理由は、防災の日に自分も何か出来ないかと考えたのがきっかけでした

若い頃は防災意識というものを全く持ち合わせていなかったのですが、それを変えたきっかけが、あの3.11東日本大地震です

自然の圧倒的な力を見せつけられた未曾有の災害は、被害を受けなかった自分の心にさえ10年以上経った今でも影を落とし続けます

今なお困難と立ち向かい、それでも歩みを止める事なく、前を見続ける被災者の方達の姿をメディアなどで拝見すると、こちらが励ませれている気持ちになります

その姿を見ると、一生懸命生きて大切な家族を守るという当たり前の事、その大切さに、もっと真剣に向き合わなければいけないと感じるのです

その為にも今日、今から出来る防災対策に、自分自身、真摯に向き合っていきたいと改めて思います

皆さんもぜひ、後悔しない為に出来る限りの防災対策に取り組んでみませんか

東日本大地震で被害に遭われた方々には、心からお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方々、ご遺族には深く追悼の意を捧げます

そして1日も早い本当の意味での復興と、東日本大地震という事実が風化されない事を願います

<2022年3月11日>

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