キッチンの顔といえば、やはりワークトップ(天板)になるのではないでしょうか
ワークトップ一つでキッチンの顔は全く違う表情を見せてくれます
材質、カラーによって様々な特徴を持ち合わせていますが、名前は知っていても、よく分からないが正直なところではないでしょうか
そこでこの記事では、ワークトップに関する情報をお伝えしたいと思います
ワークトップの解説、紹介からメリット・デメリット、お手入れの方法なども紹介していきます
ワークトップ選びのお手伝いが出来る内容となっておりますので、ぜひ最後までお付き合い下さい
ではスタート
目次
ワークトップの材質にはどんな種類があるのか?

システムキッチンのワークトップに使用される材質としては、主にステンレス、人工(人造)大理石、セラミック、この三種類になります
ステンレス
まず一番お馴染みといえば、王道のステンレス素材だと思います
最初に思い付く方がもっとも多いワークトップ素材でしょう
・鉄に10.5%以上のクロムを含有した合金銅
・名称のステンレスは錆びない、錆びにくいと言う意味
今現在も多くの方に選ばれる、定番の人気商品といったところでしょうか
人工大理石、人造大理石
次に思いつく素材といえば、人工大理石、人造大理石を使用したワークトップでしょう
豊富なカラーバリエーションと高級感が魅力で、シンクにも採用されています
通称「人大天板」と呼ばれてますが、人工大理石と人造大理石は、似てて非なるものだという事をご存知でしょうか?
・人工大理石は天然の物質が含まれていない
・アクリルやポリエステルといった樹脂を主成分とした人工素材
・人造大理石は天然の物質が含まれている
・天然大理石を細かくした物、それを樹脂やセメントで固める半人工素材
見た目はそれほど変わりませんが、実は中身に違いがあるのです
セラミック
ワークトップとしては後発となりますが、非常に注目されている商品です
実はセラミックという素材は身近な場所で多く使用され、生活には欠かせない素材でもあります
・一般的にセラミックとは陶磁器のことです
・無機物質の原料に人為的に熱を加えて製造される製品のこと
高級感と高耐久性を実現した優れ物の材質です
ステンレスのメリット・デメリットを紹介

メリット
・錆びにくい
・熱に強い
・匂いがつきにく
・硬質な見た目も魅力の一つ
デメリット
・意外と傷がつきやすく目立つ
・水垢が非常に目立つ
・もらい錆びの可能性がある
・経年変化により光沢が失われる
素材は同じでも見た目が違うもの
ステンレスワークトップには加工の違いで、エンボス加工、ヘアライン加工があります
エンボス加工は、表面がドット形状になっているので傷が付きにくく、汚れが落としやすい特徴があります
一般的にエンボス加工をしたものが多く流通しています
価格的もお手頃で、ワークトップ選びに迷ったらコチラを選択しておけば間違いありません
ヘアライン加工を施したものは、名前の通り髪の毛のような細いラインが単一方向で入っており、綺麗で高級感があります
ヘアライン加工のものは特別な存在感がありますが、長年使用を続けるとラインが薄くなるというデメリットがあります
またエンボス加工より傷は目立ちやすいので、選択する際は理解して選びましょう
お手入れ方法は?
中性洗剤を薄めて汚れを拭き取り、水拭きした後に乾いた布で拭き取ります
落としにくい汚れには、メラミンスポンジを使用するのがお勧めです
また鉄製品を長期間放置するのは、錆びの原因になりますので注意しましょう
人大ワークトップのメリット・デメリットを紹介

メリット
・カラーが豊富
・傷が目立ちにくい
・水垢が目立たない
・インテリアなどと調和しやすい
デメリット
・熱に弱い
・変色の可能性がある
・紫外線により黄ばみが出る
・割れたりする破損の可能性がある
人工大理石の中にも違いが存在する
人工大理石にはポリエステル系とアクリル系二種類があります
ポリエステル系の特徴は価格を抑えることができる
購入時には、やはり価格もポイントの一つになると思います
アクリル系は性能と見た目がポリエステルより優れている
価格、性能、見た目の良さ、どれをとってもアクリル系が上です
より優れたものを望む場合、アクリル系を選択した方がいいでしょう
人大は傷のお手入れもできる
中性洗剤を薄めて汚れを拭き取り、水拭きした後に乾いた布で拭き取ります
落としにくい汚れには、メラミンスポンジを使用するのがお勧めです
また錆びやすい鉄製品を長期間放置すると、色移り等しますので注意しましょう
細かい傷などは、サンドペーパーを使用して研磨、その後スコッチ・ブライトでぼかしを入れると綺麗に仕上がります
セラミック天板のメリット・デメリットを紹介

メリット
・耐熱性が高い
・傷に強い
・変色しにくい
・高級感・重厚感
デメリット
・価格が高い
・L型は設定がない
・バックガードは別体
・選択できるメーカー、機種は限られる
お手入れ方法は他と違うのか?
中性洗剤を薄めて汚れを拭き取り、水拭きした後に乾いた布で拭き取ります
落としにくい汚れには、メラミンスポンジを使用するのがお勧めです
他とお手入れ方法に違いはありませんが、より簡単に済ます事が可能なのもセラミックの特徴でしょう
まとめ
システムキッチンの代表的なワークトップを紹介させてもらいましたが、いかがだったでしょうか
材質が違うだけで、これだけ違うメリット・デメリットがあることが分かります
どのワークトップにも魅力があり、単純に比較することは非常に難しいと思います
また実際にショールームなどで、見て触れることでしか分からない部分も多いと思いますので、ぜひ何度でも足を運ぶことをお勧めします
ご自身のライフスタイルにマッチしたワークトップが見つかることを願っております
ご覧頂きありがとうございました
この記事を参考にして頂けたら幸いです
それでは素敵なキッチンライフを