【ステンレスキャビネット】木製よりもキッチンにはオススメな理由!!

システムキッチン

「ステンレスキャビネット」皆さんはご存知ですか

ステンレスというと、どうしてもキッチンワークトップというイメージがありますが、キャビネットにも採用しているメーカーがあります

なぜ木製ではなく、わざわざ手間のかかるステンレスのキャビネットを使うのか?

そこでこの記事では、元キッチン施工業者の経験を踏まえ、ステンレスの特徴から、メリット・デメリットを紹介解説していきます

さらに業者だからこそ知る、ステンレスキャビネットの弱点、キッチン完了検査時の重要チェックポイントも紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください

では、スタート

目次

素材としてのステンレスとは

まずステンレスという素材を簡単にですが紹介します

現在はステンレスという名称だが、不銹鋼(ふしゅうこう)と呼ばれていた時もある

・鉄に10.5%以上のクロムを含有した合金銅

・名称のステンレスは錆びない、錆びにくいと言う意味

・錆びる事は極めて少なく、錆びて腐食する事はない

ステンレスというと、錆びにくい鉄系の素材ということは多くの方がご存知だと思いますが、まさにその通りで正解だと思います

実際にはもっと詳しい定義などあるのですが、キッチンをベースに考えるので「錆びにくい素材」この知識だけで十分ではないでしょうか

【メリット】ステンレスキャビネットのオススメ

ステンレスが錆びにくい素材という事から、キッチンのキャビネットに使用するメリットが分かってきます

しかも錆びにくいだけではないのが、ステンレスの特徴でありメリットです

錆びにくい素材=多くのメリットを持つ

・常に水と関わり合いを持つキッチンにとって、腐食などを防ぐ事ができる

・湿気を非常に多く発生するキャビネット内では、木製にはない強みがある

・ステンレスは熱にも強いので、加熱機器を使用するキッチンに向いている

・ステンレスという素材は、嫌な臭いが付きにくいという特徴がある

・リサイクルをすることが可能なステンレスは、人にも環境にも優しい

キッチンキャビネットに使用する素材としては、これほど向いている素材は他にはないでしょう

【デメリット】木製キャビネットに勝てない部分とは

優れた素材のステンレスキャビネットですが、よく比較される木製キャビネットにどうしても勝てない部分があります

それはどうしても避けられない理由

木製キャビネットよりも高額である

素材自体の価格差と加工費用などの関係で、どうしても木製キャビネットより価格設定が高くなってしまいます

しかしデメリットを考えた場合でも、正直ユーザー目線ではこれぐらいしか思いつかないステンレスキャビネットは、非常に優秀なキッチン部材といえるでしょう

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【弱点】キッチン施工業者から見た理由

キッチン施工業者だからこそ知っている、ステンレスキャビネットの弱点を紹介したいと思います

この弱点は、後に紹介する完了検査時の重要チェックポイントにも関連してきますので、ぜひご覧ください

ステンレスキャビネットは凹みやすく、変形しやすい

施工する際や輸送時に油断すると、簡単に破損事故が発生します

キャビネットに使用されるステンレス自体は非常に薄い素材なので、特に面が弱く、キャビネットの側面、背面、底面に凹みや変形が生じる可能性が高いのです

もちろん補強の為に芯材が入っているのですが、全面に入っているわけではないので、芯材が入っていない部分は非常に弱いのです

キッチンが完成してしまえば、使用する際は面の部分に衝撃などかかる可能性が殆どないので、凹んだり、変形したりする可能性は低いでしょう

素手で触れてはいけないステンレスの表面

作業中に素手でステンレスキャビネットに触れてしまうと、手の皮脂が付いてしまいます

例えるなら指紋が付着したスマホの画面、その状態を想像してもらえばいいでしょう

特にステンレスキャビネットについた皮脂は目立ち、それをキレイにするということは地味に大変な作業なのです

手袋をして作業するのですが、夏場など半袖の場合は、腕や肘が触れただけでも跡が付いてしまうので非常に気を遣いました

実際に使い始めれば、それほど触れることもなく気になることは少ないでしょうが、新品の状態では非常に目立つのです

弱点から問題が発生した際は?

キャビネットに不備がある場合、キッチンの完成が遅れます

おステンレスキャビネットを購入される方は、凹みや変形などが発生した場合、キッチンの完成が遅れる可能性があることを理解されていた方がいいと思います

実際に凹んだり変形したからといって、使用出来ない場合は殆どありません

しかし凹んだり変形した時点で商品としての価値はゼロですから、新しい物に交換する作業をします

またリフォームなどで、すぐにキッチンを使用したい場合は、最低限使用出来るよう仮補修をしてから組み立て、後日キャビネット交換工事を行うという形になります

【重要】ここをチェックしないと損をする

先程紹介したステンレスキャビネットの弱点こそ、工事完了検査の重要項目となります

どうしても完了検査というのは、キッチンの外観や動作確認、仕上げ状態ばかりに目が行きがちですが、弱点部分を見落とすと大きな買い物が台無しになってしまいます

ではチェック方法をご説明していきます

引き出し、扉を一箇所づつ開けて、キャビネット内部を丁寧に確認

・キャビネットの凹みや変形がないか、側面、背面、底面をチェックする

・皮脂や汚れなどが付着していないかも同時にチェック

扉を閉めた状態で、扉の両サイドを片側づつ押してみる

・しっかり扉が閉まらない場合、扉調整不備の可能性がある

・キャビネットの設置方法が悪い場合も、このような状態になることがある

長く使用する物だからこそ、最初の仕上げが重要です!!

まとめ

ステンレスキャビネットについて紹介解説させてもらいましたが、いかがだったでしょうか

ステンレスという素材は非常に優れているので、購入時の価格に関してはデメリットもありますが、長期使用を前提に考えてみると、その価格差は非常に小さくなる可能性があります

やはりステンレスとキッチンの相性は抜群なので、トータルで考えてステンレスキャビネットは魅力的だといえるのではないでしょうか

購入を検討されている方は、ご自身のライフスタイルに照らし合わせ、最良の答えを見つけてもらえたらと思います

ご覧頂きありがとうございました

この記事を参考にして頂けたら幸いです

それでは素敵なキッチンライフを

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