【施主支給】キッチンでおすすめの方法と失敗しないための注意点とは!

システムキッチン

「施主支給」という言葉を皆さんはご存知でしょうか?

建築の世界では読んで字の如く、施主が支給(材料など)する物のことをいいます

しかしどこまでが許されるのか、どのような物なら大丈夫なのかをご存知の方は少ないでしょう

そこでこの記事では、元キッチン施工業者の経験を踏まえ、施主支給について解説、紹介していきたいと思います

内容はキッチンの施主支給のみとなってしまいますが、キッチンに関しての施主支給は非常にハードルが低いので、参考にしていただけるのではないでしょうか

新築はもちろんですが、リフォームにも役立つ情報を紹介していますので、ぜひ最後までご覧頂きたいと思います

ではスタート

目次

失敗しないキッチンの施主支給方法とは

まずシステムキッチンにおける施主支給の解説をしていきたいと思います

正式には「施主支給品」というのでしょうが「施主支給」でもちろん通じます

システムキッチンで行う施主支給とは、主に機器類を施主側で手配するという事が一番多いパターンです

またキッチン本体を施主支給するということはまずありませんし、あまりメリットがないのでお勧めしません

やはりキッチンにおける施主支給は、機器類などにしておいたほうがいいでしょう

では支給品に向いている商品を紹介します

ガスコンロ

・ビルトインタイプは各社共通サイズなので、どの商品を選択しても設置可能

IHクッキングヒーター

・ビルトインタイプは各社共通サイズなので、どの商品を選択しても設置可能

水洗金具、浄水器、整水器

・台付一穴タイプの物なら取り付け可能

・ワークトップの水栓取り付け穴の大きさ、水栓金具の取り付け必要寸法の確認は必要

・取り付け穴が合わない、希望取り付け位置がある場合など、現場加工も可能な場合が有り

食洗機

・ビルトインタイプは各社共通サイズなので、設置可能商品さえ選択すればOK

・ミーレなどを設置したい場合は、対応するキッチンキャビネットの選択が必要だったり、メーカー、キッチン機種よっては設置不可の可能性もある

レンジフード

・設置スペース、排気ダクトなどの問題がなければ取り付け可能

上記のような機器類を施主支給という形で手配して、施工業者に取り付けてもらうのがキッチンの施主支給における一般的なパターンです

再利用という施主支給方法もおすすめ

施主支給は、何も全て新品である必要はありません

現在使用している機器類などを再取り付けすることも可能です

ただしこの場合は、取り付け可能な商品であることが前提となります

参考例

一年程前にガスコンロが壊れた為に交換した

今回リフォームでキッチンの入れ替え工事を行う

ガスコンロはまだ綺麗な状態なので再使用したい

施主支給として取付してもらう

もちろんIHクッキングヒーター、水栓金具、食洗機、レンジフードなどでも可能です

また自分の経験では、吊り戸棚の再取り付けや、古いカップボードと新しいカップボードを組み合わせるというような工事も行ってきました

これは無理かなと思う事でも出来る場合がありますので、ご自身で判断されずに相談してみましょう

再利用する事で大きな費用削減とエコに役立ちますので、利用できる方は検討してみてはいかがでしょうか

ただし再利用の場合は、保証期間が新品の物とは変わってきますので注意して下さい

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施主支給するには事前確認は必須

・メーカーに設定されていない商品が希望

・ネットや店舗などで購入して節約したい

・知り合いなどから入手できる場合

施主支給の理由としては、主にこの三つになるのではないでしょうか

これらの事情を、わざわざ建築側などに説明する必要性は個人的に感じませんが、施主支給を希望する旨は始めの段階で説明しておく必要があります

会社や工務店によっては、施主支給を受け付けないところもありますし、施主支給をすることでかえって総額が増えてしまうというところもあるので、契約前に必ず確認しましょう

現場支給品がある場合の注意点

皆さんは現場支給品というものをご存知ですか?

施工業者側からすると同じ扱いになるのですが、施主にとっては少し厄介な場合もあります

これは建築側の工務店、住宅メーカーなどが商品を支給する場合で、内容的には施主支給とほとんど変わりませんが、キッチンパネル、加熱機器などの支給が多いです

▲注意点

ハウスメーカーなどでは、キッチンパネル、加熱機器、水栓金具などが現場支給と決まっている場合があります

その場合に施主支給やメーカー品などに変更しようとすると、逆に費用が高くなるという可能性もあります

費用が高くなることよりも好みの商品を取り付けたい場合はいいですが、費用を節約したい場合には、契約前にしっかり確認しておくことが重要です

まとめ

施主支給について解説させてもらいましたが、いかがだったでしょうか

施主支給と聞くと「なんだか悪いような気がする」そんな心配をされる方もいらっしゃいます

キッチン施工業者の立場から言わせてもらうと、そんな心配や遠慮は全く必要ありません

ただし施主支給で取り付けたい商品がある場合は、打ち合わせの段階などの時に、必ず作業依頼して、工事費用の確認などもしましょう

そしてこれが重要なのですが、図面や詳細などに記載してもらう事が必要となります

図面や詳細に取り付け指示などが無い場合は、現場にその機器類があったとしても取り付けてもらえない可能性があります

早めの連絡相談、そして確認がキッチンにおける施主支給を成功させる一番のコツかもしれません

ご覧頂きありがとうございました

この記事を参考にして頂けたら幸いです

それでは素敵なキッチンライフを

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