後悔しない為には知っておきたい L型キッチンのメリット・デメリット 

システムキッチン

最近はペニンシュラキッチンなどの人気により、あまり目立たないキッチンとなってしまいましたが、まだまだ多くの需要があるL型キッチンについてお話しします

そこでL型キッチンの施工経験豊富な自身の経験と知識からのメリット・デメリット、特にデメリットに関しては重要な注意点も含めて紹介していきます

L型キッチンの購入を検討中、もしくは将来L型キッチンを手に入れたい方には、ぜひ知っておくべき内容となっておりますので、ぜひ最後までお付き合いください!

ではスタート

目次

L型キッチンとは

既に型キッチンについてはご存知の方ばかりだとは思いますが、確認も含め進めていきたいと思います

キッチンを真上から見た時に、ローマ字のLの形をしているところから、L型キッチンといいます。ちなみにストレート型のキッチンは、見た目がローマ字のI(アイ)の形ということでI型キッチン

冒頭でお話ししましたが、最近はペニンシュラキッチンなどの人気が高く、昔ほどの人気はなくなっている状況ですが、それ以外に型キッチンを設置するだけのスペースを、昨今の住宅事情では確保するのが難しい事も要因の一つではないでしょうか

一般的なI型キッチンと比べて1.5倍のスペースが必要!スペースに余裕が無い状態で設置した場合、使い勝手が悪いキッチンになってしまう可能性あり

その点ペニンシュラキッチンは、I型キッチンとほぼ同じスペースで設置出来る事も人気の理由だと思われます

しかしL型キッチンにしかない魅力や使い勝手の良さがあるのも事実で、その魅力を知った方の多くは、リフォームのキッチン入れ替え時には、再びL型キッチンを選択されています

そのようなことからも分かるように、一度は購入検討の候補に入れてもいいキッチンだと思います

L型キッチンならではのメリットを知る

ここからはL型キッチンのメリットを紹介していきます

1・吊戸棚を設置する事が出来る

ペニンシュラキッチンのようなオープンスタイルのキッチンでは、作る事が難しい壁面を作る事が出来るので、吊戸棚を設置する事が出来ます

2・キッチンパネルでお手入れが楽 

L型の場合、最大で4面壁を作る事が出来るので、その壁をパネル仕上げにすれば、油汚れ、シンクの水はね、作業スペース周りなどのお手入れが非常に楽になります

3・コーナー部分の広さ

天板コーナー部分のスペースが非常に広く、調味料だけではなく大きめの調理器具なども置けるので、非常に重宝するのではないでしょうか

4・バリエーションの多さ

下台(天板が乗る箱)キャビネットの組み合わせパターンが増えるので、好みにあった使いやすい収納方法を選択する事が可能となります

コーナー部分もスライド収納が可能な物もあり、組み合わせによっては、無駄なスペースを生まない理想的なキッチンに仕上がると思います

5・満足感

L型キッチンの魅力の一つとして、見た目の良さを忘れてはいけません。実際に設置してみると、カタログなどからでは伝わらない魅力があります。やはり実物は違いますので、手に入れてみれば満足感は得られるはずです

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後悔しないために知る!L型キッチンのデメリット

メリットがあればデメリットもありますので、紹介していきたいと思います

1・設置スペース

I型、ペニンシュラタイプなどと比べて、広い設置スペースが必要となります。無理に狭いスペースに押し込むと、使い勝手が悪いのはもちろん、見た目も残念な感じになってしまう可能性があります

2・コスト

コスト面も他のキッチンタイプに比べると掛かる可能性が高いです。壁などの駆体工事はもちろん、どうしても商品点数が増えてしまいやすいのが原因です

3・コーナー部分の広さ

メリットでもお話ししましたが、広い事がプラスにもマイナスにもなるということです。広くて物が置けてしまうが故に、整理整頓が出来なかった場合、見た目にも機能的にもマイナスになる可能性があります

4・天板のクオリティ

メーカー、商品などによって違いがありますが、L型キッチンの天板は二種類あって、一枚でL型天板になっている物と、二分割されている物があります。問題があるのは二分割されている物で、一枚天板の場合は問題ありません

ステンレスの二枚天板ならコーキング仕上げ、人工大理石の二枚天板ならシーム材処理の仕上げとなります

二枚の天板を繋ぎ合わせてL型天板とする場合、どうしても継ぎ目の仕上がりの悪さ、段差が出来る可能性が高い!

継ぎ目のクオリティは作業する人間の技術、現場状況などによって左右される

5・納まりの問題

説明するのが少し難しいのですが、駆体や壁の仕上がりが悪い場合、綺麗にキッチンが納まらないという事です

L型ということは、直角の部分がある

キッチン本体にも多少の誤差はあるのですが、あまりにも壁や床が水平、垂直とかけ離れてた状態で設置した場合、壁との隙間が均等ではなくなりますし、フローリングの目地とチリが合わなくなるような問題が起きます

知らないと本当に後悔!デメリットの補足

4と5に関しては商品や使い勝手のデメリットではなく、施工業者や建築側の責任に加え、メーカー側にも多少の責任が!?

特に天板の継ぎ目に関しては非常に問題がある

工場で仕上げた一枚天板のクオリティは高いので安心ですが、現場でのシーム処理(人大接合)は、技術面はもちろん気温などにも左右されますし、駆体の良し悪しにも影響されます

継ぎ目が気にならないという方はいいですが、気になるという方は、購入前に一枚天板なのか、そうではないのかをしっかり確認しておく必要があります

接合した天板の仕上がりを確認する方法は、見た目の良さはもちろんですが、継ぎ目の部分とその付近を素手で触ってみる事で、天板の段差や凹みなども確認する事が出来ます

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まとめ

綺麗に収まる事でキッチンの価値は上がります

キッチンの仕上がりに共通して言えることなのですが、綺麗に納まる事が重要であり、特にこのL型キッチンでは、納まり良し悪しが仕上がりに大きな影響を与えます

逆に、なんとなく、なんとか納まったのでは、キッチンの価値は下がります

憧れのキッチンがいつまでも理想的であり続けるには、始まりが肝心です!!

ご覧頂きありがとうございました

この記事を参考にして頂けたら幸いです

それでは素敵なキッチンライフを

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