ご存知ない方もいると思いますが、意外とキッチンのイメージを左右してしまうのがキッチンパネルです
どんな色にするか、どんな柄にするか、どこまで貼るのか、結局どうしたらいいの?
また、そもそもキッチンパネルって何?という方もおられるでしょう
そこでこの記事では
これらを分かりやすく簡単解説していきます
ご覧いただくことで、キッチンパネルに関しての知識を得られることはもちろん、選び方から仕上がりについても知ることが出来るので、ぜひ最後までお付き合いください
ではスタート
目次
そもそもキッチンパネルとは何か?
キッチンパネルという名前と使用目的は知っていても、それ以外の事は知らない方がほとんどだと思いますので、簡単にご説明したいと思います
不燃材なので熱に強く、加熱機器を使うキッチンに適している
汚れがつきにくく、汚れた場合でも簡単にお手入れができる
水にも強く、経年劣化も少ないので安心して使用できる
これらの理由から、キッチンの壁を仕上げるのに適した材となっています
材質は、メラミン、ステンレス、ホーローなどがあります
メラミンは一般的に多く使用され、色柄とも種類が豊富で、加工もしやすいのが特徴です
ステンレスのパネルは見た目はシンプルですが、熱に強く耐食性があります
ホーローパネルの一番の特徴としては、やはり磁石がくっつくことではないでしょうか
キッチンパネルはどこまで貼るか?使いやすくてオススメは!
ここからは具体的にキッチンパネルの仕上げ範囲に関して、注意点とオススメをご紹介していきたいと思います

1・キッチンパネルは貼りすぎないこと
これは貼れるだけ貼ろうとしてしまうパターンです
キッチンスペースの壁という壁にキッチンパネルを貼ってしまうと、正直言って「くどい」です
また全体的に冷たい雰囲気にもなるので、キッチン本体より広めに貼る場合でも、ほどほどにしておいたほうがいいでしょう
2・冷蔵庫スペースに貼ってもあまり意味はない
これもよくあるのですが、冷蔵庫の裏が汚れるからパネル仕上げにしたいというパターンです
しかし冷蔵庫の裏って普段掃除しますか?もしかしたら新しい冷蔵庫に買い替えるタイミング以外は、掃除しないご家庭が多いのではないでしょうか
ちなみに冷蔵庫スペースにパネルを貼る為には、3×8サイズのパネルが必要なので、コスパは非常に悪いです
3・カップボードのカウンター上はパネル仕上げがオススメ
カップボードなどの収納スペースにカウンターがある場合は、そのカウンター上の壁はキッチンパネルで仕上げると掃除が楽になります
おそらくそのスペースはレンジを置いたり、ちょっとした作業スペースかもしれませんが、目立つ場所になるはずなので、パネル仕上げにすることでお手入れが非常に楽になります
4・ゴミ箱などを置くスペースはパネル仕上げがオススメ
キッチンにゴミ箱などを置く専用のスペースを設けるのなら、その壁周辺をパネル仕上げにしておくことでお手入れが楽になります
この場合は壁全面、床から天井までパネルを貼る必要はありません。ゴミ箱などよりも高い位置までパネル仕上げするだけでも効果はありますし、パネルも多く必要としないのでオススメです
5・出窓、ニッチスペースなどもパネル仕上げがオススメ
出窓や窓枠などもパネル仕上げにすることでキッチンとの一体感も生まれ、お手入れも楽になります
またキッチン壁面にニッチスペースなどを作り、その部分をパネル仕上げにすることで、どうしても汚れがでてしまう調味料などを置いた時でも、安心して使用できるようになります
▽あわせてオススメ カップボードのオープンスペースをパネル仕上げにするメリットを紹介
おしゃれで個性的をキッチンパネルで目指す

人とは違った自分らしいを表現、そんなキッチンを目指すならキッチンパネルを有効活用してみましょう
パネルの材質、色、柄などを選んでいくわけですが、キッチンメーカーに設定されている種類はさほど多くありません
社外品のパネルにも目を向けてみましょう
もちろんキッチンメーカー設定のパネルに気に入った物があればいいのですが、ここは一つ視野を広げて社外品のパネルを検討してみましょう
種類も豊富で選ぶ楽しさや、選択筋の多さは圧倒的に優れています
選ぶ時のコツは、キッチンの扉カラー、カウンターカラーだけではなく、キッチン全体のイメージを大事にするといいでしょう
その他にも天井や壁のクロス、リビングのイメージ、家具や電化製品との相性を考えてみるのもオススメです
【社外品のキッチンパネルでも、キッチン施工業者に貼ってもらうことは可能です。ただし施工依頼が必要となるのでお忘れなく】
違う種類のパネルを組み合わせる
全て同じパネルで仕上げるのもいいですが、違うパネルを組み合わせることも個性の一つでしょう
例えば、加熱機器やレンジフードのある側面の壁と、正面の壁を違うパネルで仕上げる方法や、加熱機器の前面パネルだけステンレスパネルを使用するなど、材質の違うものを組み合わせる方法もあります
組み合わせパターンは非常に多いので、世界に一つだけのキッチンに仕上がるでしょう
注意点として、使用するパネルは2種類までにしておかないと、まとまりが無くなります
【キッチンと違うメーカーの商品を使用する場合は、納期の問題もあるので早めの対応が必要です】
キッチンパネルの傷、割れ、欠けのチェック方法

無事に好みのキッチンパネルを選び、工事も完了したらキッチンパネルの施工状態をしっかりチェックしてみましょう
キッチンパネルの補修は不可能です
床やクロスなどの場合、補修しても綺麗に仕上がりますが、キッチンパネルに関しては無理だと思っていた方がいいです
例え見た目を誤魔化すことが出来たとしても、本来の性能は発揮できません
その為にも完了検査には、しっかり時間をかけたほうがいいでしょう
ではどうやってチェックしたらいいかをご説明していきたいと思います
1・正面からでは分かりにくいものが多いので、角度を変えて見る
2・光の当たり具合で傷が確認出来ないので、時間や日を変えてチェックする
3・少しでも気になる部分は手で触れてみる
4・一人でチェックせず、誰かと一緒に確認してみる
5・面のチェックだけではなく、端や隅の部分も欠けなどないかチェックする
6・なにか不自然な部分がないかチェックする(例えば一部分だけコーキングが太いなど)
1〜4に関しては、二人で行うことでチェックミスが減らせますし、天候や時間によってもキッチンパネルの見え方は変わってきますので、しっかり見て触れてもらいたいと思います
5に関しては、パネルなど端に割れや欠けがあると、そこから大きな傷、クラック等に発展していく可能性があるので、しっかりチェックしておきましょう
6に関しては、あってはいけないことですが、傷や割れなどを施工業者が隠している可能性がある為のチェックになります。それっぽいシールを貼って隠してある場合や、コーキングで隠している可能性もあります
小さい傷を見落とさない事が、後々の安心安全に繋がります
▽あわせてオススメ パネルとの相性も考えてみたいワークトップについてはこちらへ
まとめ
キッチンパネルについてお話しさせてもらいましたが、いかがだったでしょうか
キッチン選びの中でも、キッチンパネルに関しては、担当者さんにお任せしてしまう方など、意外とあっさり決めてしまう方も多いんです
しかし選択の仕方によって、おしゃれで個性的、使いやすくお手入れ簡単を実現することが可能なアイテムでもあります
一度購入したら長く使用するキッチンですから、ぜひキッチンパネルにもこだわりを持ってみましょう
最後までご覧いただきありがとうございました
この記事を参考にしていただければ幸いです
それでは素敵なキッチンライフを
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