家のキッチンをI型にしてみたいと思う7つ理由とは?I型は失敗しない最善策となる

システムキッチン

自宅のキッチンを新しくしようと思った時、皆さんはどんな完成図を思い浮かべますか?

長い間憧れていた完成予想図がある方は、どのようなキッチンを検討されているのでしょう

また考えた事があまりない方は、どのようなキッチンに立って料理をしてみたいと思いますか

しかし高価な買い物、長く使う物という前提のキッチン選び、失敗だけは避けたいものです

そこでこの記事では、キッチン選びに不安要素を抱える方に向け、最もスタンダードな「I型キッチンを選んでみてはいかがでしょうか」をテーマにお伝えします

元キッチン施工業者が伝える

・I型キッチンについて解説紹介

・I型キッチンを選びたくなる7つ理由

・I型キッチンのデメリットとは

これらの内容について、シンプルに解説紹介していきたいと思います

ご覧頂くことで、知っているようで知らなかったキッチン選びの知識やヒント、さらに指標となるはずなので、ぜひ最後までお付き合いください

ではスタート

目次

I型キッチンとは?シンプルこそ最強かもしれない

誰もが目にしたことあるキッチン、そして知っているのが「I型キッチン」と言えるでしょう

キッチンを真上から見た場合に、ローマ字の「I」に見えることからそう呼ばれています

特に型で意識しなくても、キッチンといえばこのI型を思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか

また特徴があまり無い、それがこのキッチンの特徴なのかもしれません

しかし調理作業に必要な物、作業スペース、収納スペースなど、しっかりキッチンスペースに収まるよう工夫されています

I型キッチンにしか出来ない、そんな特別なことはありませんが、スタンダードだからこその魅力というのは、使い続けることで実感するのかもしれません

キッチン間口は240cm〜270cmが一般的

一般家庭で使用される間口(横幅)は、これくらいの大きさが必要となってきます

メーカー、機種によって設定サイズなどは違いますが、90cm、120cmなどのコンパクトな物から300cmという大きなサイズもあり

また間口というのは、ワークトップ(天板)の大きさを表しているのですが、そのワークトップを好みのサイズで作ってくれるメーカーもあります

例えばキッチン設置スペースが中途半端な間口の場合でも、その大きさに合わせて作ってもらうことによって、ピッタリ綺麗に収める事が可能となるのです

吊戸棚を設置するのに最適

アイランドキッチンなどでは、設置する事が難しい吊戸棚が問題なく設置可能

キッチン上部の収納を充実させたい、電動式昇降ラックを取り付けたい場合などもオススメ

様々な設置パターンに対応

壁付け、対面式のどちらの設置パターンも選択することが可能

壁付けと対面式の両方を設置することで、二列型キッチンというタイプにもなる

様々なお宅に問題なく設置可能なキッチンは、やはりこのI型しかないでしょう

▽あわせてオススメ 二列型キッチンについての紹介ページはこちら

7つの理由が後悔と失敗を生まないヒントになる

どんな物を選ぶのにも理由は必要で、それが高価になればなるほど、その重要性は高まるでしょう

そこで「I型キッチン」を選びたくなるかもしれない7つの理由を紹介したいと思います

使いにくいキッチンであるわけがない

これほど多く販売され、多くの方に使用されているキッチンは他にないでしょう

そんなキッチンがとてつもなく使いにくく、問題を抱えているわけがありません

I型キッチンを選んだ場合に使いにくい、失敗した、そう感じてしまう可能性

・ワークトップやレンジフードの高さが合わない、作業スペース、間口、通路が狭いなど

・機器類の選択ミス、使用しないのに吊戸棚などをつけてしまったなど

ほとんどがキッチン本体の問題というよりは、事前の選択ミスや確認不足が考えられます

このような問題を回避する為には、使い方やライフスタイルなど、やはりじっくり考えておく必要があるでしょう

キッチンがスペースを占拠しない

キッチン本体の奥行きは65cmが一般的な大きさなので、アイランドキッチンなどに比べ、リビング、通路などのスペースを圧迫しません

スペースというのは、数字から見る大きさだけで判断してしまうと、失敗する可能性があります

I型キッチンならば、それほどスペースを必要としないので、余裕を持ったレイアウトにも対応しやすいでしょう

掃除がしやすいことは重要

例えば、ワークトップの拭き掃除一つとっても、他のキッチンより簡単に済みます

少しの移動と手を伸ばすだけで、ワークトップの隅から隅まで綺麗に出来るでしょう

L型キッチンでは、コーナー部分の角は手が届きにくく、アイランドキッチンは、ぐるっと回って拭き掃除しなければなりません

ちょっとした事ですが、何年も使うキッチン、数え切れないぐらいこの掃除という行為を行うはずなので、少しでも楽なのは大きなメリットでしょう

それ以外の部分も、当然シンプルな構成のI型キッチンの方が、掃除しやすく簡単なのは間違いありません

壁があることで都合が良い場合がある

I型キッチンの場合は、側面、正面に壁を作ることができ、その壁というのがレンジフードと非常に相性が良いといえます

壁がある事で匂いや煙などが、リビング側に逃げにくくなりますし、壁に付着してしまう油汚れなども、キッチンパネル仕上げにする事が可能なので、お手入れの心配もありません

それから壁のおかげで、ちょっとした物を掛けたり、立て掛けること、端っこに置いた物が落ちないなど、そんなちょっとした事が、日常では意外と大切だったりしませんか

こだわりすぎないことが生むメリットは偉大

決してI型キッチンが、こだわる事ができないというわけでなく、ただ型に対してのこだわりは、他の型に比べると強くないように思えます

それは見慣れた、使い慣れたキッチンの型だからこそ、想像し結果がおおよそ理解出来るからではないでしょうか

大きな期待や希望に胸を膨らませることは、決して悪いことではありませんが、こだわりの強いキッチンの使い勝手、それが考えていたものと少し違った場合どうでしょう

これはアイランドキッチンの場合などに多いのですが、理想と現実の違いに後悔してしまうのです

型にこだわりすぎるより、使い勝手の良い機器や自分に合った高さのワークトップ、リビングとの相性や作業動線など、それらにこだわった方が幸せになれるのではないでしょうか

購入価格を抑えられる

キッチンは部材、部品の数が増えれば当然価格は上がり、大きくなればなるほど高くなるものです

その点、I型キッチンはシンプルな構成の為、他のキッチンに比べ価格を抑えることが可能です

費用削減はもちろんですが、他のキッチンとの差額費用分を高性能な機器類、ワンランク上の扉カラーを選択するなどに使えば、満足度が増すことは間違いないでしょう

将来的なことも視野に入れた場合のメリット

キッチンはもちろんですが、家も半永久的に使用できるわけではありません

また時間経過と共に手を入れる事が最も必要となるのが、水回りの宿命といっていいでしょう

20年後の経済状況や家族構成、ライフスタイルなど、完璧に言い当てられる人は誰もいないでしょう

I型キッチンというのは、リフォームをする際などに、キッチン本体の入れ替えで済ませられる可能も高く、購入価格も当然抑えられるので、将来的な出費を抑える効果も高いです

長い目で見てみるということは、失敗を避ける最善策でもあります

▽あわせてオススメ レンジフードの取り付け高さについてのページはこちら

I型キッチンにもデメリット!当然あります

シンプルでバランスの良いI型キッチンにも、やはりデメリットは存在しますので、紹介していきたいと思います

どうしても感動は少ない

アイランドキッチンなどと比べると、完成した姿を見た時、使い始めた時の感動は少なくなるかもしれません

これは先程の話の中にも出てきたのですが、やはり見慣れた、使い慣れたキッチンの姿である為ではないでしょうか

ただしこれは人によっても変わりますし、どんな物でも感動が継続することは少ないので、それほどマイナスに捉える必要はないと思います

羨ましがられない可能性も!?対面式の設置

これは友人などを自宅リビングに招いた際など、対面式のI型キッチンは基本的に目立たないポジションにいる為です

ペニンシュラキッチン、アイランドキッチンならリビングから丸見え状態なので「素敵なキッチンね」と言われる可能性は高いでしょう

しかし見えるということは、それだけ綺麗を維持し続けなければならないので、実は大変です

自分や家族以外にキッチンを見せたくない方は、当然デメリットではなくメリットになります

他にも対面式の場合などは、リビング側へのシンクの水はね、匂いなど、気になる点はあるのですが、これはどのタイプのキッチンを選択した場合でも同じなので、あえてデメリットとしませんでした

壁付け設置した場合の注意点

壁付けで設置した場合は、リビングや食卓に背を向ける格好で作業するといったことや、キッチンが丸見え状態になってしまう可能性があります

キッチンスペースを単独で設ける場合や、このスタイルが好きな方は問題ないでしょうが、それ以外の方は、対面式で設置した方がいいかもしれません

また冷蔵庫をキッチンのどちらか左右に置く場合は、左右への移動は若干長くなるでしょう

I型キッチンのデメリットを色々探したのですが、正直あまり見つけられなかったというのが事実です

▽あわせてオススメ I型キッチンの収納不足を解消するカップボードの紹介ページはこちら

まとめ

I型キッチンについて解説紹介させてもらいましたが、いかがだったでしょうか

このキッチンは、多くの人、様々な使い方に調和するキッチンではないかと思います

しかし選択する仕様やオプション、レイアウトなどの設定を間違えてしまうと、I型キッチンを選んだこと、いや、どんなキッチンを選んでも後悔の念に駆られるでしょう

そのような事態にならない為にも、購入後をしっかり見据えてキッチン選びをして頂けたらと思います

なぜならキッチンは使う事で、その価値がはじめて見出せるものだからです

ご覧頂きありがとうございました

この記事を参考にして頂けたら幸いです

それでは素敵なキッチンライフを

▽あわせてオススメ 自分に合ったキッチンを作るためのヒントが見つかるページはこちら

タイトルとURLをコピーしました