春夏秋冬を現場で感じる話

住宅関連

十月に入り過ごしやすい陽気になるかと思いきや、急激に寒くなったり、半袖で過ごせる陽気になったりと忙しく、ゆっくり秋を感じるにはまだまだといったところでしょうか

さて今回は季節をテーマに、現場の春夏秋冬を紹介していきたいと思います

この記事は建築現場の四季についての内容となります

現場関係者の方から、現場を知らない知ってみたい方まで、読んでいただくことで一年を感じることができます

ぜひ最後までお付き合いください

ではスタート

目次

春はあけぼの ~spring~

現場の朝が少しづつ楽になっていく、これが春を感じる瞬間

今年は別としても、多くの会社などでは、四月になると新入社員が入って来て春を感じる事があると思います

しかし建築現場では四月になったからといって、残念ながら新入社員が入って来るという事はまずありませんので、若い人達から春を感じることは出来ないですが、メーカーの新入社員が現場に挨拶に来ることがたまにあるので、その時は春を感じていました

暖かくなってくると、現場の雰囲気も不思議と明るくなっていくような気が

それは日差しが多くなる事と比例しているような気がします

冬場などは、朝から投光器の明かりを頼りに作業していた現場も、春になると太陽の光だけでも十分作業出来るようになります。道具の準備が減り、仕事がしやすくなるだけではなく、太陽の光を浴びる事によって、気持ちまで人は変わっていくのかもしれません

暖かくなったおかげで体もよく動くようになり、作業スピードもアップ

どんどん仕事をこなしていこうと思う人が大半なのですが、この季節になるとボーッとしている人間が増えるのも事実です。暖かい陽気に誘われ眠い顔をして、口をポカーンと開けて突っ立ている、そんな輩が失敗を繰り返す、それも春を感じる一つの指標なのかもしれません

それからキッチンなどの商品に不備が多いのもこの季節でした。ボーっとしている人が増えるから!?新人さんが増えるからなのかは不明ですが、春は返品交換などが多く発生する時期でした

夏は夜 ~summer~ 

朝から汗だくになる時、いよいよ夏の到来を迎える

梅雨が明け本格的な夏が訪れる頃になると、新築、改築問わずキッチンの施工が忙しくなり、お盆までピークが続きます

やはり現場引き渡しの関係で、キッチンは現場工程からすると後半部分になるので、この夏頃というのは非常に忙しくなります

暑くなるにつれて、現場での動きが悪くなってくるのは事実

朝の1、2時間位はいいですが、10時頃になるとバテ始めるのがパターン

まだキッチンやユニットバスの仕事は、室内での作業がほとんどなので助かりますが、昨今の暑さは室内でも危険なので、注意して作業していました

19時でも明るいので、作業が長引いた場合でも気持ち的には楽

どうしても暗くなってくると焦りが出て、ミスや忘れ物をする可能性が高くなるので、遅くまで明るい夏の日の長さが、いつまでも続いてくれたらいいのにな〜そう思っていました

ほとんどの方は疲れがピークに達している状況なのですが、なんとか頑張れちゃう季節、それが夏の現場なのかもしれません

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秋は夕暮れ ~autumu~

早朝、車内のエアコンから暖かい風が出てきた時、それは秋のスタート

現場で考えた場合、季節の中では一番作業に適した時期だと思います

しかし意外と雨が多い季節なので、先を見越していないと予定が狂ってしまう、そんな時期でもあります。特に最近は大型台風が多く発生しているので、天気予報のチェックが欠かせない日課となります

暗くなる時間がだんだん早まるので、仕事のペースは自然と上がる

やはり暗くなるとテンションが下がるので、明るいうちに仕事をこなすようになる

過ごしやすく体への負担も少ない時期なので、作業自体は順調に進むのですが、同時に食欲も進んでしまうという困った状況にもなります

現場でも秋になると、ファッションの個性が溢れる

ファッションといっても作業着の事で、最近はオシャレな作業着も発売されてます

建築現場というのは、キャラ的に個性が強い人が多いので、作業着一つとってもその人らしさが出るのかもしれません。もちろんバッチリ決めている方も結構います

たまに憂鬱な気分になる季節ですが、過ごしやすい時期ということもあって、仕事を順調にこなしていけるので、秋は嫌いじゃない

冬はつとめて ~winter~

触れた道具が冷たいのは、やってきた冬のせい

キッチンやユニットバスの仕事は、様々な地域の現場へ赴く為、冬の準備は早めにスタート

特にスタッドレスタイヤの準備は早めに始めます。一足早く冬が訪れる標高の高い別荘地などでは、街場よりも早く雪や凍結に遭遇する場面が増える為、タイヤ交換も大切な仕事の一つとなります

寒さに負けないような防寒対策をとるのですが、それよりも大事なのは

寒さで動きは良いとはいえなくなるので、プロ根性で仕事をこなし乗り越えます

それから年末が近づくと、繁忙期と休みの関係などから、小さなミスでさえ解決するのに時間がかかってしまう為、結構ナーバスになったりもします

実は真冬の寒い時期でも、快適な現場という場合もあります

それは現場がほぼ完成に近い状態、尚且つキッチンの組立てと限定

窓を締め切りヒーターなどの暖房器具さえ使用出来れば、体を動かしていることもあり、実はとても快適に作業をする事が出来るのです。残念ながら、このような現場は多くないのが現実

寒くなればなるほど暖かい家や家族が恋しくなる、そんな気持ちがあるからこそ、寒い冬でも乗り越えていけるのではないでしょうか

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